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パトリス・ジュリアンのレシピ本を参考に|ブックレビュー/クッキング|Le Creuset

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パトリス・ジュリアンの本でお料理♪

日本人よりも日本人らしいフランス人、パトリス・ジュリアン氏。
日常生活そのものをアートとしてとらえる彼の本は、レシピだけでなく盛りつけやお酒、BGMなど、いたるところにこだわりが見えます。また、本の写真や装丁もとても美しいものばかり。
私が初めてル・クルーゼのお鍋を手にしたのは、彼の本を読んだのがきっかけでした。

彼のレシピを参考にして作ったお料理をいくつかご紹介します。 (私が参考にした本は既に絶版になってしまっているものもありますが、彼のスタイルは一貫しているので、最近の本もお薦めです☆)

右側(→)のおすすめBOOKと、関連コンテンツ「ル・クルーゼを使った料理本のレビュー」も良かったらご覧ください♪

ジャンピング・カプレーゼ

イタリアンのアンティパストの定番、カプレーゼは、本来はトマトとモッツァレラチーズとバジルで作りますが、先日紹介したパトリス・ジュリアンの本では、こんなアレンジが。
モッツァレラチーズの代わりにおぼろ豆腐、バジルの代わりに大葉。トマトは甘みが強くて小ぶりなフルーツトマトで。
また、豆腐だけではチーズに比べてさっぱりしすぎているので、ソースにアンチョビを加えてコクを出します(ペースト状にしたアンチョビ+醤油+オリーブオイル)。
これがまたすっごく美味しくて、本来のカプレーゼよりもずっとお気に入りに☆

ジャンピング・カプレーゼ

パンペルデュ(大人のフレンチトースト)

素朴なぶどうパンに、お酒をたっぷりきかせて作るロマンチックなフレンチトースト。
底に流したカスタードソースにはアマレット、トーストを浸す卵液にはVSOP、上にかけるのはレッドカラントのジェリーをクレーム・ド・カシスでのばしたソースと、3種類のアルコールを使っています。
私の一番のお気に入り「パトリス・ジュリアンの男の料理―30分でできるフレンチ」に載っていたレシピで作りました。

パンペルデュ

オレンジとコアントロー風味のスペアリブの煮込み

オレンジとコアントロー風味のスペアリブの煮込み作った本人が言うのもなんですが、絶品!でした。いや、マジで。久々の大ヒット。
もちろん、お鍋(ル・クルーゼ ココットロンド)とレシピの威力なんですが。

レシピは↑と同じ、「男の料理 − 30分でできるフレンチ」から。
オレンジとスペアリブってことで、アメリカンレシピでよくあるマーマレードで下味を付けた甘〜い焼きもの or 煮込み風なの(それはそれで、たまに食べると美味しいです)を想像していたのですが、全然違いました!
パトリス・ジュリアンらしい、意外性があって気取らないフレンチ。
口に入れるとオレンジの爽やかな香りがふわっと広がります。
ほのかな甘さの中に、豆板醤や花椒塩のオリエンタルなスパイシーさ。で、お肉はトロトロ。
ターメリックとココナツミルクで炊いたご飯で作るバターライスを添えて、ソースを絡めながらいただきます。

大抵の料理は作りながら味が想像できるので、自分で作った料理に感激することって少ないですけど、コレは本当に思った以上に美味しかったです☆

ポークフィレのハーブ焼きとポテトの揚げシュー

フィレ肉にマスタードを塗り、細かいパン粉とハーブ類をまぶしてソテーする簡単料理。でもとっても美味しい。白身魚も合いそうですね。
ポテトの揚げシューの方は、シュー生地にマッシュポテトを混ぜたような感じで、ちょっと手間がかかります。
夢のあるおもてなし―12カ月のごちそうレシピと楽しいテーブル」に載っていたレシピで。

ポークフィレのハーブ焼きとポテトの揚げシュー

パトリス・ジュリアン氏の本は、料理だけでなく人生そのものを豊かにするエッセンスにあふれています。
彼の本を読むと、何となく背筋がピンと伸びたり、心が解放されたりする感じ。
そして突然、身の回りの些細なことも、きちんと調えたくなったりします(笑)。
・ おすすめBOOK ・

きちんと暮らす

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食・住・心にわたる人生の指南本。美しい写真に添えられたエッセイには、日常生活を豊かにするためのヒントがたくさん詰まっています。
ジャンピング・カプレーゼはこの本のレシピ。このネーミングは、「発想をジャンプする」というところから。
ライフスタイルのコーナーにレビューがあります。

生活はアート

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名エッセイです。何となく心にゆとりがないな、というときにこの本を開くと心の栄養になります。
老若男女関係なく、心に響く言葉が多いと思うのですが、できれば若い方に読んで欲しい。素敵な人生のバイブルになるかもしれません。

お鍋でフランス料理
ビストロの味、田舎の味

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すべてル・クルーゼを使ったレシピ集。気取らないフランスの家庭料理です。
やはり美しい写真やこだわりのエッセイで、パラパラめくっているだけで満ち足りた気分になる本。
本格派フレンチですが、比較的作りやすいメニューも多いので嬉しいです。

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