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「ほっとけない 世界のまずしさ」/ホワイトバンドプロジェクト

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極度の貧困に終止符を

「お金ではなく、あなたの声をください。」
これが、極度の貧困に終止符を打つために、今、世界で同時展開している「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーン/ホワイトバンドプロジェクトのテーマです。

20年前、アフリカ救済イベントで280億円の寄付を集め、喜んだのもつかの間、それがアフリカでは先進国への債務返済に一週間で消える額でした。
寄付だけでは、貧困のスピードに追いつけないのです。
みんなの意向を集めて、政策を引き寄せなければ。

世界の貧困をなくすために、日本にできることは、
援助をふやす、援助をよくする、
最貧国の高すぎる返済金利を少なくする、
そして貿易をフェアにする、この4つです。
2005年はG8サミット、国連総会、WTOと大きな会議が3つもあります。
日本が世界にむけ「貧困の克服を日本の優先課題にする」と、はっきり言うチャンスです。

今、世界が本気になって、構造を変えようとしています。
あなたも、ホワイトバンドを身につけてください。
貧困をなくすために、できることをしてください。

ほっとけない 世界のまずしさ

ホワイトバンドで、あなたの意志を伝えよう

このキャンペーンのシンボルであるホワイトバンドは、1本300円で、売上の一部は寄付されますが、寄付を集めること自体が目的ではありません。
このアクションによって、みんながこの問題について知ること、考えること、そしてみんなで「貧困をなくそう」という意志をアピールすること。
その結果として、「貧困をなくす政策を選択する」こと。
つまり、個人個人ではなくて「日本」という国家として、この問題に正面から取り組んでもらうこと。(もちろん、他の先進国でも同様に)
これが目標なのです。

募金や寄付などの援助はもちろん必要だと思います。
私もできる範囲で、本当に微々たる額ですが定期的な寄付は続けているし、売上の何%を寄付する商品だとかフェアトレード商品などを選んで購入したりもします。
でも、どうやら、世界の「とてつもない貧困」は、そういったささやかな善意や、一部のお金持ちの寄付だけではどうにもならないところまできているようです。
このキャンペーンにも賛同しているビル・ゲイツが、5兆円とも言われる全財産を寄付したところで、一時的には生活が改善されても、数年で元の貧困に戻ってしまうそうです。

根本的なことを解決しない限り、地球上の貧困は決してなくなりません。
根本的なこと、それが、政策の転換です。

一人でも多くの人に世界の「とてつもない貧困」の状態を知ってもらい、なんとかしようと声をあげてもらいたい。
その声のシンボルがホワイトバンドであり、みんなの声を集めて、より貧困をなくす方向へ政策を進めよう、という意志の象徴です。

ホワイトバンドは、全国主要書店(取扱店舗一覧:PDF)、タワーレコード、フランフランなどで販売しています。
また、オンラインでの購入はこちらから。
私はオンラインで注文してしまいましたが、取扱店舗を見たら、すぐ近所のお店が載っていました。。。
通販だと届くまでの日数も送料もかかりますから、近所で扱ってないかどうか確認してみてくださいね。

◆◆◆ 2005/7/12追記 ◆◆◆
品切れ続出だったホワイトバンド、今日、全国で追加入荷するようです。
最新の情報はほっとけないブログ(公式サイト)でご確認を。

・・・個人的には、寄付は他にいくらでもする機会があるので、この公式ホワイトバンド(?)が入手できなくても、白いバングルやらリボンやら、好きなものをつければ良いと思うのですが。

ほっとけない 世界のまずしさ

World Poverty
世界のまずしさ

・1日1ドル以下の生活:12億人
・満足な食事にありつけない人:8億人
 (「とてつもない貧困」)
・極度の貧困により命を落とす子ども:3万人/日
 (従って、3秒間に1人が死んでいく)
・妊娠・出産時に死亡する母親:50万人
・きれいな水を飲めない人:10億人以上
・小学校に通えない子ども:1億人以上
・小学校を修了できない子ども:5人に1人
・読み書きのできない大人:8億6000万人
・これまでのエイズによる死者:2000万

もし世界が100人の村だったら、

20人は栄養がじゅうぶんではなく、一人は死にそうなほどです。
でも15人は太り過ぎです。

すべてのエネルギーのうち
20人が80%を使い
80人が20%を分けあっています。

25人は食べ物の蓄えがなく、
雨露をしのぐことをところがありません。

17人はきれいで安全な水を飲めません。

48人は嫌がらせや逮捕や拷問や死の恐怖のために
信仰や信条、良心に従った自分の意見を主張できません。

33人はビタミンやミネラルが足りないために、
思うように働いたり遊んだりできません。

(「世界がもし100人の村だったら」より)

そんななか、日本のわたしたちが捨てるたべのこしは、年に2000万トン以上です。
ちなみに世界の食糧援助量は、年に1000万トンです。

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