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ショコラ CHOCOLAT |映画/ミュージカル/DVDのレビュー

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ショコラ 【DVD】

この映画、街中がチョコレート一色のこの季節についつい見たくなってしまうんですよね。(現在2月)
実は、初めて観たときはチョコレートの印象しか残らなかったのですが、意外と奥が深く、二度目に見てからはお気に入りの作品になりました。

ショコラ

ショコラ
CHOCOLAT

監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ジュリエット・ビノシュ/ジョニー・デップ

2000年/アメリカ/ジャンル:ドラマ

大人の童話

「昔々、フランスに小さな村がありました。」

1959年のフランス。カトリックの教えに従い、伝統と規律を大切にする田舎の小さな村に、風変わりな親子がやってきます。
未婚の母で無神論者のヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)は、ただでさえ「よそ者」に厳しいこの村で、断食の季節にチョコレートショップを始めます。
はじめは訝しんでいた村の人々も、チョコレートとヴィアンヌの不思議な魅力で、次第に心を開いていきます・・・。

おとぎ話風のナレーションに、チョコレートが魔法の小道具のように使われて、全編がファンタジーの雰囲気。
でも、単なるおとぎ話ではなく、この時代の「異端」の扱い方にはある種のリアリティがあるし、個性豊かな女性たちが、とても魅力的に描かれています。

因習からの解放

彼女たちと対立する村長のレノ伯爵は、かつて村から異教徒を一掃したというレノ一世の子孫。規律や道徳を何より大切にしています。
決して悪い人ではありません。神の教えに従い、伝統と規律を守ることが村人みんなのためだと心から信じているのです。

カトリックの教えのもと、この村の女たちは、どんなろくでなしの暴力亭主とも離婚は許されず、夫のために三度の食事を作ること、子どもを産むこと、掃除をすることが何よりの幸せであるべきとされています。
このような価値観の村では、チョコレート菓子は「悪魔の誘惑」。教会にも行かず、結婚もしていないのに子どもを産んだヴィアンヌは魔女のようなもの。もちろん、すぐには受け入れられる筈もなく。
でも、ヴィアンヌは、人生は変えられると言います。そして実際に、ガチガチに固まっていた人々の心が少しずつ動いていくのです。

現実も、こんな風に人の心が解けていくといいのにね。
もしかしたら本当に、それほど難しいことじゃないのかもしれない。そんな気分にさせてくれます。
今の世でも、人と違う生き方を選ぶと、相変わらず風当たりは強いですし、古い因習と闘わなければならないときもあります。
この映画を見た後は、今までとはちょっと戦術を変えてみようかな?なんて思ったりもします。北風と太陽の太陽みたいにね。
チョコレートだけじゃさすがに難しいとは思いますが(笑)。

この映画の楽しみ方

ラッセ・ハルストレム監督の作品では、「サイダーハウス・ルール THE CIDER HOUSE RULES」「マイライフ・アズ・ア・ドッグ MITT LIV SOM HUND」が好きですが、ちょっとテーマが重いので、ふんわりと心地よい気分を味わいたい方には絶対にこちらがおすすめ。
バレンタインの夜長に、傍らにチョコレートを用意してご覧ください。観ていると必ず食べたくなりますから(笑)。

映画の中ではチリペッパー入りのホットチョコレートなど、甘党じゃない私でも試してみたくなるレシピも。
私のお気に入りは、甘さ控えめのココアに、チリペッパー・クローブ・シナモン・ブラックペッパーなど好みのスパイスと、ブランデーをたっぷり。本当に魔法がかかったような気分になりますよ(笑)。

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カカオ含有量の高い本格派のベルギーチョコレート。
カカオ本来の味わいを楽しめます。

キャストについて

ジョニー・デップは、船に乗ってやってくる流浪の民・ルーを演じています。
DVDのパッケージを見ると、完璧に恋愛モノっぽいですが、甘ったるい恋愛モノを期待すると裏切られるのでご注意。でも、じんわりと胸の温まるラストです。
ジョニー・デップの出番は中盤以降ですが、特別に彼のファンじゃない私から見てもギターの演奏シーンなどめちゃくちゃ魅力的なので、ファンの方は必見☆

ところで、本編を観ている間は全然気が付かなかったのですが、キャストをよくよく見たら、ヴィアンヌの元に転がり込むジョゼフィーヌ役はレナ・オリン。「存在の耐えられない軽さ The Unbearble Lightness of Being」の妻と愛人が競演です(笑)。
あと、ラストに大道芸人の火吹きシーンが一瞬だけあって、こちらは「ポンヌフの恋人」を思い出してしまいました。また見よーっと。
実は、ジュリエット・ビノシュを特別に好きだと思ったことは一度もないのですが、何故か私の好きな映画には彼女が出ていることが多いのです。不思議。

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