ウエスト・サイド物語【DVD】古い映画のレビューばかり続いてますが、またまた古い。1961年の作品。ウエスト・サイド物語 です。
古典ミュージカル 名作中の名作多分、10年以上ぶりに見ましたが、面白いのなんのって!いや、もう、本当に。昔のミュージカルらしさ満点。
もう何しろオープニングから、指を鳴らして軽快なステップを踏みつつ街を闊歩する不良少年たち。私もすっかり忘れかけていたこの手のノリに、ノックアウトされちゃいました。
とまあ、こんなくだらないことを思いつつ、昔は感動したけれど、今はもしかしたら笑っちゃうかも・・・と予想しながら見ていたわけですが、ラストではやっぱり大泣きしてしまったのですよ。今更ながら、ね。 いいものはやっぱり何年経っても人の心を掴みますね。このストーリーと音楽はまったく色褪せずに胸に響きます。 ストーリーストーリーは、シェイクスピアの古典・ロミオとジュリエットの現代版アレンジです。
恋に落ちる主人公は、シャーク団のボスの妹・マリア(ナタリー・ウッド)とジェット団のOB(?)・トニー(ジョージ・チャキリス)。 でも、二つのグループの対立は、単なる縄張り争いだけでなく、イタリア系アメリカン VS プエルトリコ系移民の、人種差別も絡んだ根の深い問題です。二人の関係は、両グループの対立を悪化させる原因にもなります。 そして、グループ間の決闘を止めようとしたトニーは、マリアの兄をうっかり殺してしまい、そこから新たな悲劇が生まれます・・・。 音楽トニーとマリアが愛を語るTonightはあまりにも有名。 他、バーンスタインの曲としてはCool、Americaなどがメジャーですが、個人的には、後半、悲劇に転じてから歌われる Somewhere や、トニーとの逢瀬をアニタ(マリアの兄の恋人)に咎められたマリアが歌うI Have a Love 、恋人を失ったアニタも途中から加わり、とても胸を打たれるシーンになっています。 歌い手が変わると、曲の印象も全く変わりますね。 個人的には、中丸三千繪さんの「アヴェ・マリア(世界の歌)」に入っている Somewhere & I Have A Love が一番好きです。 |